国内のパソコン市場はWindowsとMacだけではなかった

一般的にパソコンと言えば、Windowsパソコンとマッキントッシュ、この2つの規格を思い浮かべる人がほとんどだと思います。しかし、この2つに統一されたのは1990年代の後半以降の話で、それまでの日本国内では、各メーカーが独自の規格でパソコンを開発、販売していました。 当時の海外のパソコンの主流は、現在のWindowsパソコンの元であるAT互換機で、メーカーは違っても外部バスやインターフェースは統一されたものを使用、ある程度の互換性が保たれていました。しかし、日本国内では独自の規格が進化し、中でもNECによる「98シリーズ」が主流となっており、国内で販売されていたパソコンのほとんどのシェアを占めていました。

個性的なパソコンが存在していた80年代

更にその前の1980年代には、キーボードやディスプレイ、外部記憶装置が一体となったタイプのパソコンがシャープから販売されるなど、メーカーによってバラエティに富んだラインナップとなっていました。80年代はOSも統一されていなかったため、NEC製のパソコンにはあらかじめBASIC言語が搭載されていましたが、シャープ製のパソコンには言語自体が搭載されていませんでした。このため、シャープ製のパソコンの場合、電源を入れた後に外部記憶装置であるカセットテープによって、BASIC環境をロードする必要がありました。 このように足並みの揃っていなかった国内のパソコン市場ですが、Windows98の出現により、Windowsパソコンとして統一が図られました。